【脱初心者に向けて】本当は今すぐ直しておきたいポーカーの悪習慣について①
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【脱初心者に向けて】本当は今すぐ直しておきたいポーカーの悪習慣について①

Shuhei
執筆者
Shuhei

東京大学教養学部理科二類所属。大学に入りポーカーに出会い勉強を始める。CLOViZ株式会社ライターとして執筆。

あなたは大丈夫?

 筆者はちょうど1年前にポーカーのルールを覚えました。自分もそうでしたが、ポーカーは最初どうやったら強くなるのかが分かりづらく勉強に苦心するかもしれません。そこで今回は私自身が、初心者から脱却した方法について皆さん共有していければと思います。

まず、本記事では、プリフロップにおける初心者がまず直すべき悪習慣を2つ、「リンプ」と「コールドコール」について紹介します。これさえ直せば、あなたも脱初心者に向けた第一歩を進められますよ!


1. 悪習慣 ① リンプ

 「リンプ」とは簡単に言えば、BBにコールして参加するということです。言い換えれば、最少額で参加するということです。

 あなたは[2h] [9d]を持っていて、あなたの前の人は全員フォールドしました。このときBBの100点にコールをして参加するのが「リンプ」です。とりあえず参加して次に開かれるカードが見たいという方も多くいらっしゃるかもしれません。しかし、結論からいいます。

 そのリンプ、やめましょう

 このような極端に弱いハンドは、脊髄反射でフォールドしましょう。「もしかしたらボートに2と9が落ちてツーペアになるかも」という悪魔の囁きは耳をふさいで無視しましょう。それではこのような弱いハンドでのリンプの問題点を説明します。

弱いハンドでのリンプはチップを失うだけ

 [2h] [9d]というハンドは、相手の弱いハンドも含むランダムのハンドに対してですら、約36%程度の程度の勝率しかありません。もっと強いハンドに対してだったり、あるいは複数人でポットを争うようになるともっとその勝率は下がります。「たかが100点」と思うかもしれませんが、塵も積もれば山となるです。このような極端に弱いハンドで参加していくことは余計にチップを失うだけです。

 次に、以下のような場面を考えてみましょう。

 今度はあなたは[Ah] [Ks] という非常に強力なハンドを持っています。そして、このときにBBの100点にコールして参加することがリンプでしたね。もうお分かりだと思いますが、改めて結論をいいます。

 そのリンプ、やめましょう

 このような強いハンドは、自信満々にレイズしましょう。「強いハンドだからここで降りられちゃったらもったいない」という悪魔の囁きは耳をふさいで無視しましょう。このような強いハンドでのリンプの問題点は主に2つあります。

① 強いハンドでレイズをして給料をあげる

 [Ah] [Ks]というハンドは、やはり非常に強力なハンドです。ボードにAが落ちれば最も強いワンペアを作れるし、お互いにペアができなくても、Aハイで勝利することができます。さらに、ストレートやフラッシュが完成したときも、強いストレートやフラッシュを作ることができます。つまり、非常に相手に勝ちやすいカードです。しかし、ここで大切なことがあります。それは、ポーカーはハンドの勝ち負けのゲームではなく、チップを増やすゲームであるということです。ショーダウンして相手に勝利しても、毎回少ししかチップを取れなかったらポーカーでは勝てません。このハンドで「相手を降ろす/ショーダウンで勝利する」という労働に対する対価は、自分で積極的にベットしていかなければ増えません。自分自身の手で給料をあげていきましょう。

② 弱いハンドに負けないようにする

 リンプをするということは、BBの人は何もしなくても参加できるということになります。更には他の人も非常に参加しやすい状況になっています。ポーカーは、参加する人数が増えれば増えるほど勝率は下がっていきます。そして、ポーカーの「強いハンド」は実は思ったよりも強くないのです。今回の[Ah] [Ks]というハンドも、3人勝負になっときに、相手の弱いハンドを含むランダムなハンドに対してすら、約48%程度の勝率しかありません。

 余談とはなりますが、本能寺の変を起こした明智光秀は、その後羽柴秀吉の軍勢に敗北し、深夜に地元近江に向かい逃走していました。しかし、その途中に落ち武者狩りをしていた農民に竹藪から槍で刺され、そのまま最期を遂げました。不運にもそこに農民がいたことによりこのような悲哀の死を遂げました。強いハンドでしっかり勝つために大切なことは、参加人数を減らして、弱いハンドを除去した状態を作ることです。竹藪から農民に殺されないように気を付けましょう。


2. 悪習慣 ② コールドコール

 「コールドコール」とは簡単に言えば、プリフロップで前の人のレイズにコールして参加するということです。

 あなたはSBで、前の人からレイズを受けています。あなたはどんなハンドでコールドコールをしますか?それでは、やはり結論からいいましょう。

 どんなハンドでもコールしてはいけません

 「レイズするほど強くないし、かといって降りていまうのももったいないからコールしよう」としていませんか?それは基本的には損なアクションとなるのでやらないように気を付けましょう。それではコールドコールの問題点を説明します。

① 強くないのがバレる

 先ほど「リンプ」のところで説明したように、強いハンドはレイズして、給料を上げ、竹藪から農民に殺されないようにするポット額を大きくし、参加人数を減らして確実に勝ち大量のチップを獲得することを目指し、そうでないハンドはフォールドするのが基本となります。しかし、そこであえてコールをしてしまう場合、そのハンドは強くも弱くもないハンドになってしまうのではないでしょうか。このように自分のハンドに強いハンドが含まれていないことがバレている状況は、その後の展開で極めて不利になります。

② 先のポジションは不利

 特に、SBは今後ずっと最初にアクションしなければなりません。ポーカーは相手のハンドが見えないため、情報がカギを握るゲームです。相手のアクションを見てから自分のアクションを決められる方が有利なため、SBというポジションはデジタルディバイドの弱者側に立っているようなものです。このような状態ではあまり戦いたくはありません。よってレイズで相手を降ろしてしまう価値が特に高いポジションとなります。逆にいえば、最後にアクションができるBTNというポジションの人は、少しコールドコールをしてもよい余地が生まれるともいえます。


今すぐできるプリフロップの練習方法

 本記事では、プリフロップにおける、初心者がまず直すべき悪習慣を2つ紹介しました。皆さんはどれくらいあてはまったでしょうか。プリフロップは、フロップ以降と違い、毎回必ず訪れるシチュエーションなので、プリフロップで損をしてしまうことは、一番の大損です。今回紹介したこと以外にも、プリフロップで気を付けるべき点はたくさんあります。そしてそのようなことを全て考慮した結果、プリフロップにはレンジ表というものが存在します。レンジ表では、どこのポジションからどのようなハンドでどのようなアクションをすればいいのかが、表になってまとまっています。レンジ表を覚えるのがプリフロップをマスターする一番の近道です。

 そうはいっても、レンジ表をいきなり全て覚えるのは難しいでしょう。しかし、『POKER Q'z』では、クイズ感覚で楽しくプリフロップの練習ができます!ぜひ下記リンクよりダウンロードしてプリフロップの練習をしてみてください!これさえマスターできればあなたは完全に初心者脱却です!

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会社概要

名称    : CLOViZ株式会社

所在地   : 東京都世田谷区赤堤4丁目13番7号

設立    : 2024年5月7日

代表取締役 : 真崎 颯太郎

URL    : https://cloviz.co.jp