
【頻出用語】レーキについてポーカー始めたての初心者にも分かりやすく解説

東京大学教養学部理科一類在籍。高校時代にポーカーと出会い、現在も活動中。CLOViZ株式会社にてライターとして記事執筆を担当。
ポーカーをプレイしていて「レーキ」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?トーナメントや身内でのリングゲームしかプレイしたことがないという方にとっては聞き馴染みのない言葉かもしれませんね。「レーキ」とは一言でいうと、「カジノやポーカールームの取り分」のことです。この記事ではポーカーにおける「レーキ」について、言葉の意味から「レーキ」に関する戦略上の考え方について、初心者の方にも分かりやすく解説します。
1. 「レーキ」とは?
「レーキ(rake)」とは英語で「熊手」を意味する言葉で、カジノではチップを集めるための道具を指して使われていました。そこから転じて、ポーカーにおけるカジノの取り分を指すようになりました。

他のカジノゲームではゲームの性質上カジノは自然に利益を得られるのですが、ポーカーはプレイヤー同士で戦うゲームなので、そのままではカジノは利益を得られません。そのため、ポットの一部を回収するなどの方法で取り分を確保するのです。
2. 「レーキ」の種類
「レーキ」には色々な徴収の仕方があります。ここでは代表的なものを紹介します。
- ポットレーキ
最も代表的な徴収方法です。ハンドが終了するたびにポットの一部がレーキとして徴収されます。ポットから回収される割合とその上限額が決められており、「◯%◯bbキャップ」などといいます。オンラインのポーカーではこの方法が使われることが特に多いです。
- タイムレーキ
名前の通り、一定時間ごとに徴収される方式です。主に高レートの卓で採用されることが多い方式です。
- デッド・ドロップ
ハンドが配られる前にBTNのプレイヤーから徴収する方式です。
3. レーキによる戦略の変化
ここまで、レーキの徴収方法についていくつか紹介しましたが、タイムレーキなどゲームに直接関係しない方法で徴収されるレーキに関してはプレイ中に考慮する必要はありません。戦略に影響を与えるのはゲーム中の賭け金から一部が徴収される「ポットレーキ」です。ここでは、ポットレーキが設定されている場合の戦略について解説します。
まず重要なのは「ポットレーキ」があるとポットから一部が取られてしまうため、各ハンドをプレイすることで得られる期待値は小さくなるということです。そのため、レーキがない場合と同じようにプレイしてしまうと、大きく損をしてしまいます。レーキがある場合には参加するハンドを減らし、タイトにプレイすることをおすすめします。
また、ポットレーキはポストフロップに進むことで発生するルールがほとんどです。そのため、プリフロップでハンドを終わらせるとレーキを支払わなくて済みます。そのため、逆にプリフロップで「コール」を選択することは損になりやすいです。BB以外のプレイヤーは基本的に「レイズ」か「フォールド」のいずれかを選択しましょう。
ブラインドと別にポットに集められる強制参加費「アンティ」がある場合とは対照的ですね。アンティについてはこちらの記事をご覧ください。
まとめ
いかかでしたか?この記事ではポーカーにおけるカジノの取り分「レーキ」について解説しました。レーキの額によって得られる期待値は大きく変わるので、プレイする前に必ず確認するようにしましょう。また、レーキが設定されている場合にはプレイヤーのチップの増減の総和がゼロではなくマイナスになります。そのため、平均的な実力では、レーキによって損をしてしまうという点に注意しましょう。長期的に利益を得るためにはテーブル内で上位の実力者になる必要があるのです。「ポーカーで勝ちたい」という方は是非ともポーカー学習アプリ「POKER Q'z」を使って勉強してみてくださいね。
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