【頻出用語】3ベットについてポーカー始めたての初心者にも分かりやすく解説
用語解説
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【頻出用語】3ベットについてポーカー始めたての初心者にも分かりやすく解説

Hikaru
執筆者
Hikaru

東京大学教養学部理科一類在籍。高校時代にポーカーと出会い、現在も活動中。CLOViZ株式会社にてライターとして記事執筆を担当。

皆さんは「3ベット」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?「3ベット」はポーカーにおいて非常に重要なアクションです。この記事では「3ベット」という言葉の意味から戦略まで分かりやすく解説します。実践に活かしてみてください。

1. 「3ベット」って何?

「3ベット」とは、主にプリフロップで相手のレイズに対し、2度目のレイズを返すことを指します。

2回目のレイズなのに「3ベット」と呼ぶのは、ビッグブラインドを「1ベット」、最初のレイズを「2ベット」と数えているからです。同様に、3回目、4回目…のレイズを返すことを「4ベット」「5ベット」…といいます。

プリフロップで、最初にレイズして参加する「オープンレイズ」については、こちらの記事で解説しています。よければご覧ください。

https://pokerqz.com/blog/open


2. 3ベットをすると起こること

  • 他のプレイヤーをフォールドさせる

    相手のレイズに対し、あなたが3ベットをした場合、相手から見て、あなたが強いハンドを持っている可能性が高く見えます。そのため、3ベットによって相手をフォールドさせ、ポットを獲得できる可能性があります。

  • ポットが大きくなる

    あなたの3ベットに対し、相手がレイズやコールをした場合、大きなポットを争ってプレイすることになります。強いハンドを持っていれば、大きな利益を得られる可能性があります。


3. 3ベットのサイズは?

どのくらいのサイズで3ベットを打てばよいのかは、自分と相手のポジションによって変わってきます。

  • ポストフロップで自分のほうが先にアクションをする場合
    (=「ポジションがない」「OOP(Out Of Position)」)

    ポーカーでは、相手の行動を見てからアクションを決められるため、後からアクションを行うプレイヤーの方が有利とされています。そのため、自分の方が先にアクションをしなければならない場合、ポストフロップが戦いづらいので、相手を降ろすことのメリットが大きく、加えて、有利なポジションにいる相手はフォールドしづらいので、少し大きなサイズで3ベットを打つのが良いです。OOPからは相手のレイズに対して4~5倍の3ベットをすることが多いです。

  • ポストフロップで自分のほうが後にアクションをする場合
    (=「ポジションがある」「IP(In Position)」)

    後にアクションを出来る方が有利なので、先にアクションをしなければならない相手はフォールドしやすくなります。そのため、OOPからの3ベットに比べて、サイズが小さくなる傾向にあります。IPからは3~4倍の3ベットをすることが多いです。

また、相手のレイズに対し、途中でコールが入っている場合、それに対しての3ベットは「スクイーズ」と呼ばれます。途中でコールが入っている場合、3ベットのサイズはさらに大きくするのが良いでしょう。


4. どんなハンドで「3ベット」すればいいの?

3ベットには「相手を降ろしてポットを獲得する」目的と、「ポットを大きくして利益を増やす」目的という2つの目的があります。それぞれの目的に合ったハンドを3ベットに選びましょう。

  1. とても強いハンド

    まずは、相手がレイズをしている多くのハンドに勝っているであろうハンドで3ベットをしてみましょう。「とても強いハンド」とは次のようなハンドです。

    [As][Ah] [Kd][Kc] [Qs][Qh]

    [Ad][Kd] [Ac][Qc] [As][Js]

    [Ah][Kd]

    このようなハンドでは相手がレイズするハンドに勝っていることが多いため、レイズをして利益を大きくしましょう。

  2. フロップ以降で戦いやすいハンド

    強いハンドでの3ベットに慣れてきたら、次は相手を降ろすことも考えて3ベットをしてみましょう。しかし、あなたの3ベットに対し、相手がコールした場合、ポストフロップをプレイすることになるので、弱すぎるハンドで3ベットするのは得策ではありません。そのため、降りてくれると嬉しいけれど、相手がコールしても戦えるようなハンドで3ベットするのが良いでしょう。「戦いやすいハンド」とは次のようなハンドになります。

    • Aを含むスーテッドハンド([Ah][5h]など)

      このようなハンドは、自分がAを持っているため、相手がAを持っている確率が少し下がることに加え、Aハイフラッシュが完成する可能性もあるため、ポストフロップで比較的戦いやすく、3ベットに向いているハンドであるといえます。

    • スーテッドコネクター([8d][7d]など)

      ストレートやフラッシュが出来やすいため、フロップ以降もプレイしやすいハンドといえます。また、真ん中の数字のハンドは、相手に同じ数字を持たれていて、キッカーの差で負けている(=「ドミネイト」)といったことが少ないのも嬉しいポイントです。


まとめ

いかかでしたか?この記事では「3ベット」について解説しました。「3ベット」はポーカーで勝つためには非常に重要なアクションです。この記事の内容を参考に、実戦で上手く使いこなせるようにしてください。

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会社概要

名称    : CLOViZ株式会社

所在地   : 東京都世田谷区赤堤4丁目13番7号

設立    : 2024年5月7日

代表取締役 : 真崎 颯太郎

URL    : https://cloviz.co.jp