【メンバーインタビュー④】 データサイエンスが変えるポーカーの学び方 - 太田竜貴
コラム
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【メンバーインタビュー④】 データサイエンスが変えるポーカーの学び方 - 太田竜貴

CLOViZ 広報チーム
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CLOViZ 広報チーム

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こんにちは!CLOViZ株式会社の広報担当です!

CLOViZとは一体何なのか、そしてどのようなメンバーが在籍しているのか、それを知りたいと思っている人も多いのではないでしょうか。本noteでは、インタビュー形式でCLOViZのメンバーを紹介していきます。CLOViZの目指すビジョンやバリュー、それぞれのメンバーの役割やスキルセットについて触れながら、チーム全体が持つ力強さや個々の魅力を紹介します。

第4弾として、本記事ではコンテンツ制作に携わっている太田さんについてご紹介していきます!

1. 確率論を武器に~大学院生が挑むポーカーの世界~

ーーまずは簡単に太田さんのことを教えてください!

法政大学大学院理工学研究科所属の太田竜貴と申します。 大学では、数理ファイナンス・機械学習の研究に従事しています。 具体的には金融・確率論など、ポーカーと近い部分です。

ポーカー歴は4年で、これまで様々な種目を幅広く経験してきました。 出会いは大学1年生の時で、最初は仲間内で遊びでテキサスホールデムをやっていました。その後、東京のアミューズメントカジノでポットリミットオマハの講習会に参加し始め、そこでポットリミットオマハの面白さにすっかりハマりしばらく没頭していました。講師の方が本当に素晴らしい方で、そこで基礎を教えていただきました。 3年目には同じ店の講習会で、デュース・トゥ・セブンやバドゥギといったミックス系のゲームも学ぶ機会があり、特に27とバドゥギにハマっていました。 4年目は友人の影響でトーナメント中心の勉強に切り替え、最近は原点回帰してテキサスホールデムのリングゲームに戻り、GTO戦略の研究に集中しています。

成績としては、JOPTのメインイベントで16位、サイドイベントで準優勝2回、韓国のバドゥギのトーナメントで優勝1回を達成しています。

CLOViZではポーカー学習アプリ「POKER Q'z」でどんな問題を出すかなどのコンテンツ作成や、講習会の内容作成、カリキュラムの設計、スライドの制作などを担当しています。

研究中の太田さん

2. GTOを超えた柔軟な戦略展開

ーー様々な種目を幅広く経験してきたんですね!プレイスタイルで意識していることは何ですか?

基本的なことではありますが、エクスプロイトの観点ではテルを見るというよりも、相手のプレイを観察してGTOから外れていそうな部分をエクスプロイトすることを心がけています。

特にトーナメントでは状況に応じてレンジが変化するため、相手の参加ハンドや降りるべきハンドがGTOとは異なることが多いと思います。そういったGTO的に戦略を変えるべき場面で柔軟に対応し、相手に合わせたアクションを選択しています。

具体的には、オールインする時のレンジや、トーナメント特有のバブルファクターが大きい場面でのアクションは、相手によって変えるべきです。このようなプリフロップでの判断が、トーナメントにおいて最も重要なポイントだと考えています。

トーナメント優勝時の太田さん

3. 対人ゲームの奥深さ ~心理戦と交流の魅力~

ーートーナメント特有のプレイスタイルがあるのですね!太田さんにとってポーカーはどこが魅力だと思いますか?

まず心理戦の要素があることに魅力を感じています。
昔から対人ゲームで心理戦の要素があるものが好きだったのですが、ポーカーはまさにそれに当てはまり、自然と好きになりました。

ゲーム性以外の魅力としては、普段出会えないような方々と知り合える点です。人との繋がりができることに大きな魅力を感じています。
大学生活では、インカレサークルに所属しない限り他大学の学生との交流機会が少ないのですが、ポーカーを通じてそういった繋がりができました。また、普段の大学生活では年上の方との関わりが限られますが、自分より一回り上の方々と知り合うことができ、社会人経験のある方のお話を聞けたことは非常に新鮮でした。

4. 海を越えて広がるポーカーの世界 ~APTでの学びと感動~

ーー心理の駆け引きが奥深いですよね。ポーカーをする上でやっていてよかったこと、印象に残っている体験はありますか?

韓国のチェジュ島で開かれるAPT(Asian Poker Tour)に参加した際、テキサスホールデム以外のゲームを経験していて良かったと実感しました。特にAPTではミックスゲームが多く、バイインも比較的安価で参加しやすいという利点があります。また、キャッシュゲームでミックスゲームをプレイする中で、海外のプレイヤーとも自然と交流が生まれて、とても楽しい時間を過ごすことができることに気がつきました。ライブポーカーではテキサスホールデムが主流ですが、トーナメントではミックスゲームを楽しむ機会も多く、海外ではプレイヤー同士の合意があればキャッシュゲームでもミックスゲームができます。

印象に残っている体験はバドゥギの大会に出場した時のことです。ヘッズアップまで残り、かなり追い詰められて強制オールインという状況になったのですが、そこからラッキーが重なって優勝することができました。 これは、まさにポーカーの面白さを表していると思います。もちろん実力は必要ですが、運によって実力者に勝てる可能性があるというのも、ポーカーならではの面白さだと思います。

5. ポーカー初心者の学びを支えるPOKER Q'zの挑戦と業界の課題

ーーまさに運も実力のうちという言葉がありますね!ポーカー業界で課題に感じていることはありますか?

まず、初心者がどの情報を参考にすべきかわからないことが課題だと思います。様々な方が正しい情報を発信していても、ポーカーを始めたばかりの方がそれを見つけるのは難しいのが現状です。そのため、POKER Q'zで初心者でも学べる環境を作っていきたいと考えています。

POKER Q'zはプレーヤーのレベルに応じて順序よく学習できるようになっています。
さらに、自分のアクションがGTO的に正しいかどうかを判定し、その理由まで解説する機能が強みです。同じような問題を繰り返し解いて、間違いの解説を読んで改善していくことで、短期間での上達が期待できると考えています。
また、学習アプリとしての機能だけでなく、コミュニティの形成にも注力し、ユーザー同士が一緒にプレイしたり教え合ったりできる環境を目指しています。

もう一つの課題としては、日本ではキャッシュゲームができないことです。
法律上の制約から致し方ない面もありますが、現状のアミューズメントでのトーナメントは参加費が礼金という形になっており、初心者の方がそれを理解していないケースがあります。プレイヤーに還元されモチベーションになって盛り上がるという面で、日本でも将来的に法規制が少しずつ緩和され、キャッシュゲームや海外と同様の規模の賞金トーナメントが開催できるようになることを期待しています。

ーー太田さん、本日はインタビューありがとうございました!

こちらこそありがとうございました。僕たちの取り組みに興味がある、一緒にサービス開発に携わりたいと感じていただいた方がいましたら、ぜひ下記リンクよりお問い合わせください!

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会社概要

名称    : CLOViZ株式会社

所在地   : 東京都世田谷区赤堤4丁目13番7号

設立    : 2024年5月7日

代表取締役 : 真崎 颯太郎

URL    : https://cloviz.co.jp