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麻雀×ポーカーの新感覚思考ゲーム「雀ポ」ルール解説
東京大学大学院情報理工学系研究科に所属。主にゲームAIや自然言語アルゴリズムの研究を専門とする鶴岡研究室にて活動。CLOViZ株式会社にてPOKER Q'zの開発もリード。
「雀ポ」とは
「雀ポ」はPoker Q'z 開発担当の 「としき」 が考案した、麻雀とポーカー(テキサスホールデム)を融合させた画期的なゲームです。
プレイヤーは麻雀の手牌とポーカーのハンドを同時に持ち、自身の手番で「麻雀の打牌」または「ポーカーのアクション」のどちらを優先するか選択します。
この選択を通じて、麻雀とポーカーのどちらに重きを置くかを状況に応じて判断しなければなりません。両方のゲームのバランスを取りながら戦略を立てる必要があり、まさに頭脳と駆け引きを存分に楽しむことができる、新感覚のゲームです。
基本ルール
- 持ち点
麻雀・ポーカー共通でスタート時は 25,000点。 - 点棒の扱い
ポーカーのチップとして 一元管理 します。麻雀の点棒に置き換えても成立します。 - アクションの制限
各手番で、麻雀における「手出し」とポーカーにおける「チップを場に出すアクション」はいずれか一方しかできません。
すなわち、
①ポーカーでコール以上のアクションを行う場合は、麻雀は強制でツモ切りです。
②麻雀で手出しを行う場合は、ポーカーは強制でチェックかフォールドです。
- ゲームは麻雀の順番に沿って進みます。すなわち、ポーカーのアクション順がいつもと逆回りです。
- ポーカーにおいて自分の手番でないときは、麻雀の打牌だけをします。(通称、タタ雀タイム)
ポーカー
- 形式
テキサスホールデム。 - ブラインド
200-500で固定。 - ディーラー
PD(プレイングディーラー)が1人必要です。このゲームに最も適性がありそうな方にお願いすると良いでしょう。
- 必要な道具
トランプとチップ。チップは麻雀の点棒でも可。
麻雀
- ルール
Mリーグ準拠の4人麻雀です。(東風戦を推奨します。半荘だと非常に対局時間が長くなります) - 親の連荘
ありません。東風戦なので必ず 4局 で終了します。 - 必要な道具
麻雀牌と卓のみ。自動雀卓でやっても良いですが、カードやチップを卓内に落とした場合、一切責任を負いません。
※試合時間が長くなることに抵抗が無ければ、麻雀のルールは自由に変更しても問題ありません。
ゲームの進行
局の開始時
配牌
- 麻雀牌を各プレイヤーに 13枚ずつ配ります。王牌はディーラーの下家の自7で作ることを推奨します。(ポーカーの時、ボードを開きやすいためです)
自動配牌の卓であれば、自動配牌機能を切ることを推奨します。
※ 親は最初のツモ牌を配牌時に取らず、14枚目を第一ツモ として扱います。
ポーカーハンド
- 親がポーカーで最初アクションする位置(カットオフ)となるようボタンを配置します。
- 麻雀の親が第一ツモを終えた後、ポーカーのハンドが全員に配られます。
※ポーカーのアクション順の関係で麻雀しか出来ない時も、基本はハンドが配られてから打牌します。
局の進行中
ツモ番での選択
- 自身の手番では基本ルールに従って、麻雀の 打牌 とポーカーの アクションを同時に行います。
(ポーカーは自分のアクション順の時のみ。そうで無ければタダ雀タイムです。)
鳴き
- 麻雀の 副露(鳴き) は通常の麻雀同様に可能です。
- ただし、鳴きを選択した場合、ポーカーのアクションはその番では行えません。
- ポーカーのアクションは麻雀のツモ番にしか行わないため、ポーカーのアクション権を持つプレーヤーにツモ番が回るまではタダ雀タイムが続くこともあります。
ポーカーハンドの終了
・麻雀でその局が終了していなければ、次のポーカーハンドがそのままスタートします。
・ポーカーで次のハンドが始まる時は、必ずCOからのアクションになるようにします。それ以前のプレイヤーは、そこでは麻雀のみを行います。
麻雀におけるアガリ処理
・アガリが発生した場合は、ポーカーを一時中断し、通常の麻雀同様に点数を払います。
・ツモ和了のとき→ポーカーハンドはチェックかフォールドします。コール以上のアクションを行いたい場合は、アガり牌をツモ切るしかありません。
・ロン和了のとき→特に制限はありません。ポーカーのアクション順には特に影響しません。
麻雀の局の終了
・麻雀の局が終了する条件は、アガリの発生または流局です。その場合、その時に進行しているポーカーハンドをラストハンドとして、次の局に進みます。この間、麻雀は行わないので手牌を伏せておきます。
特殊なケース
- 持ち点が0以下になった場合
- ポーカーは飛んだものと見なし、そのプレイヤーは以降、麻雀のみをプレイします。
- 3人が持ち点0以下になった場合、その局が 最終局 として終了します。
- ポーカーのハンドを持っている時に麻雀で失点し、持ち点が0以下になった場合は、最後にチップを出したアクションがオールインであったものとして扱います。
- オールイン
- 持ち点が0点になるよう 全額を賭ける行為 とみなされます。もしもオールイン中に麻雀のアガリで点数を獲得した場合は、最後にチップを出したアクションが、その額面のベット/レイズであったと見なします。
対局の終了と勝敗条件
・最終局である東4局が終わり、最後のポーカーハンドが終了したタイミングがゲームセットです。
・素点の合計 が最も高いプレイヤーが勝者となります。
・麻雀の 順位点 は適用されません。
注意事項
ポーカーや麻雀で 反則 が発生した場合、復元可能な場合はノーカウントで処理します。
ゲーム進行に重大な影響を及ぼす反則については、 PDがその場で裁定を行って判断して下さい。
戦略と選択
雀ポでは、麻雀とポーカーのどちらに注力するかがゲームの鍵です。以下が雀ポ特有の選択・戦略の例になります。
①麻雀の有効牌と強いポーカーのハンド
・有効牌をツモ切ってでも、ポーカーの期待値を追うべきか?
・麻雀の有効牌を優先し、強いハンドを捨てるか?
②無駄ヅモとフォールドすべきハンド
・麻雀の無駄ヅモを活用して、普段参加しないポーカーハンドをオープンするか?
・相手に麻雀で有効牌を引かせれば、ポーカーをフォールドさせてブラフが決まりやすいのでは?
③麻雀の配牌がどうしようもない時
・麻雀は捨ててポーカーだけに特化して、ポーカーで稼いだ方が得なのでは?
このように、2つのゲーム間で行動を最適化する必要があります。一方のゲームでのアクションが、もう一方のゲームに影響を与えることも少なくありません。上級者同士では、盤上の多くの要素を駆使して高度な読み合いが展開されることもしばしば見られます。
両方のゲームをバランスよく進めるのか、一方に集中して特化するのか、その判断が勝敗を大きく左右するでしょう。
まとめ
「雀ポ」は、麻雀 と ポーカー の異なる戦略性を同時に楽しめる、新感覚の融合型ゲームです。
- 麻雀の実力:手牌の読み、他家の動向の把握。
- ポーカーの実力:期待値の判断、相手のプレイの洞察。
それぞれのゲームスキルが試されるだけでなく、両方のバランスを取りつつ、相乗効果を生む選択 が求められます。
この新しい挑戦をぜひ楽しんでください!
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