
【初心者必見】ポーカーで強くなる学習ロードマップ〜基礎からキャッシュ・トナメルートについて〜
ポーカーのルールは覚えたけど、何を勉強したらキャッシュゲーム・トーナメントが強くなれるのか分からない……そんな方に向けて、この記事では「何をどの順序で学べば効率的に強くなれるか」を明確にした学習ロードマップを紹介します。このロードマップに沿って学べば、キャッシュゲームとトーナメント、自分の好みに合わせて方向性を間違えずに上達できます!1. 基礎編 - まずはポーカーの基礎を身につけよう!キャッシュゲームとトーナメントはルールの異なるゲームですが両者に共通する重要なポイントがたくさんあります。まずはキャッシュゲームとトーナメントの両者に共通する基礎知識をしっかりと身に付けましょう。1.1 プリフロップを覚えようプリフロップはポーカーで毎ハンドプレイすることになるため、成績に非常に直結しやすいです。そのため、プリフロップは最優先で勉強すべきストリートといえます。以下にまず覚えるべき重要なポイントをまとめました。まだ誰も参加していないときはコールではなくレイズで参加する。より早くに順番が回ってくるポジションほどたくさんフォールドする。「参加しすぎ」はNGポーカーを覚えたての方は、プレイしたい気持ちが逸るあまり、弱いハンドでもたくさん参加して損をしてしまいがちです。まずは、ポジションごとにどのようなハンドで参加すべきなのか勉強しましょう。そして、参加すべきハンドについてある程度理解できたら、次は相手からレイズがきたときの対応について勉強してみるのがよいでしょう。1.2 フロップの戦い方を学習しようプリフロップでの戦い方が理解できたら次はフロップの戦い方について学習しましょう。プリフロップでは自分の2枚のハンドだけで参加するかどうかを決めればよかったのですが、フロップではボードにどのようなカードが開かれるかでプレイが大きく変わります。そのため、ボードの特徴を把握することが重要です。ボードの特徴を把握するため次のようなポイントに注目してみましょう。最も数字の大きなカード数字のつながり具合スートの種類ペアの有無ボードの特徴をもとに、「どのプレイヤーが強いハンドを持っている可能性が高いのか」といったことを考えながらプレイできると良いですね。1.3 ターン・リバーの戦い方を学習しようフロップの次はターン・リバーについて勉強しましょう。ターン・リバーはプリフロップ・フロップと比べてプレイする機会は少ないのですが、ポットが大きくなっている場合が多く、1つのミスが大きな損失に繋がりやすいといえます。ターン・リバーで陥りがちなミスには次のようなものが挙げられます。自分のハンドの強さを過信する相手のハンドについて一点読みしようとしてしまうポーカーでは相手の持ちうるハンドを想定し、自分のハンドがどのくらい強いのかを見積もりながらプレイすることがとても重要です。意識を少し変えるだけで、強さを過信してバリューベットを打ち、一方的に損をするといったことを避けられるようになります。1.4 ディフェンスについて学ぼう相手のベット・レイズに対し、フォールドせずコール・レイズをすることを「ディフェンス」といいます。相手からベット・レイズを受けたときには適切な頻度でディフェンスをしなければなりません。ディフェンスしすぎても、フォールドしすぎても損をしてしまうのです。相手のベット額・レイズ額の大きさによって、どれくらいの頻度で、どのようなハンドでディフェンスするべきなのかを勉強してみましょう。「POKER Q'z」を使うと、ここで紹介したポーカーの基礎についてクイズ形式で勉強することが出来ます。これらの基礎を理解してレベルアップを目指しましょう! 2. キャッシュ編ポーカーの基礎を学んだら次はキャッシュゲームルートとトーナメントルートに分かれます。まずはキャッシュゲームルートについて紹介します。キャッシュゲームでは常に自分のチップの量の期待値が最大になるようなプレイを目指すことになります。また、トーナメントに比べてスタックが深い状態でプレイすることが多いので、そのような場面を中心に学んでいきましょう。次のような順番で学習していくことをおすすめします。100BBのSRPまずはプレイする機会が多いSRP(=「プリフロップでのレイズが1回の場面」)について弱点のない戦略(=GTO)を学びましょう。 100BBの3bet, 4betポット次は3bet,4betポットです。SRPと比べてポットが大きくなるのでSRP以上にオールインを見据えたプレイをすることになります。相手に合わせたエクスプロイトエクスプロイトとは相手の戦略の弱点をつくプレイをすることです。相手のプレイスタイルに応じて、自分のプレイをどのように変化させるべきかを勉強しましょう。コールしすぎる相手にはブラフを減らす、フォールドしすぎる相手にはブラフを増やすなどがエクスプロイトの典型例です。150BB以上のディープスタックスタックが深くなると1つのハンドで大量のチップを得られる可能性が出てくるため、ハンドの価値が変わります。どのようにプレイを変化させるべきかを勉強してみましょう。 おすすめ記事↓https://japan.gtowizard.com/blog/principles-of-gto/https://japan.gtowizard.com/blog/exploitative-dynamics/3. トーナメント編トーナメントは順位によって賞金が決まるというルールのため、トーナメント特有の知識を身につける必要がなります。次のような順番で学習していくのがよいでしょう。トーナメントの基礎トーナメントをプレイする上で知っておいたほうがよい次のような概念について勉強しましょう。ICMトーナメントでは自分の持っているチップの量と得られる賞金の期待値は必ずしも比例しません。チップの量から賞金の期待値を求めるモデルの1つとして「ICM(Independent Chip Model)」というものがあります。トーナメントの終盤はこのICMを考慮してアクションを選択していく必要があるのです。BF「BF」とは「バブルファクター」の略で、チップを減らすことのデメリットとチップを増やすことのメリットの差を表す指標のことを指します。この値が大きいほどチップを失うことのデメリットが大きいことを表します。RP「RP」とは「リスクプレミアム」の略で、チップの量だけを考えたときの必要勝率に加えて何%の勝率が余分に必要になるかを表す指標のことを指します。これらの指標をプレイ中に実際に算出することは困難ですが、大まかに見積もりながらプレイすることで、賞金期待値の高くなる選択をすることができるようになります。30BB以下のchipEVでの戦い方「chipEV」とはアクションの結果として得られるチップ量の期待値のことを指します。トーナメントではチップの量と賞金期待値は必ずしも比例しませんが、入賞まで遠い状況ではchipEVによってアクションを決定することが賞金の期待値を上げることに繋がります。まずはチップの量を最大化するプレイを目指して練習しましょう。BFによるレンジの変化BFが大きな場面ではハンドレンジが変化します。自分と相手のスタックに応じて適切なハンドレンジがどのように変化するのかを勉強しましょう。30BB以下の$EVでの戦い方「\$EV」とはアクションの結果、得られる賞金の期待値がどれほど変化するかを指します。トーナメントの終盤では「chipEV」がプラスなのに「\$EV」はマイナスになるという場面も多く見られます。どのようなプレイをすれば賞金の期待値を最大化出来るのか勉強しましょう。おすすめ記事↓https://note.com/gaku_btn/n/n42d355a709efまとめこの記事ではポーカーを強くなるためには何から勉強したらよいのか解説しました。ポーカーは相手のハンドや次に開かれるカードがわからない不完全情報ゲームのため、自分のプレイが正しかったのかを判断するのが簡単ではありません。最適なアクションを判断するには基本的な知識と論理的な思考力が必要となってきます。この記事の内容を参考に効率的にスキルを磨いていってくださいね。